次にくるといわれる、南海大地震。そこで、阪神・淡路大震災で特に被害の多かった木造住宅の耐震化が震災に備える最大の課題といわれています。
では、住まいの耐震化って実際はどんなことをするのでしょう。
耐震補強には、土台・柱・壁・瓦といくつかの工事がありますが、その中でも、大事なお家が建てられている土台が最重要箇所といえるでしょう。
お家の土台、そう一般的に「基礎」とよばれている場所です。その基礎の耐震補修工事には「トウグリッド工法」が最適です。この工法は、高知県の木造住宅耐震化促進事業にも適合しています。
トウグリッドは、カーボン、ガラスなどの高性能連続強化繊維を樹脂に含浸させながら一体成形した、新しいタイプのFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)格子筋です。
作業はトウグリッドを基礎に留めつけて、ポリマーセメントを塗りつけ既存の基礎と一体化させます。
高強度・高弾性の連続強化繊維が2方向に配列されているので、鉄筋と同等の補強効果が期待できます。
つまり、お住まいの耐震補強に鉄筋づくりと同等の安全性をご提供できます。
また、強化繊維と耐薬品性に優れた樹脂で構成されているため、サビの発生の心配がありません。寒冷地での凍害、沿岸部での塩害などの対策にも威力を発揮します。
阪神・淡路大震災では、地震発生直後の犠牲者約5,500人のうち、8割を超える方々が、住宅等の倒壊により圧死・窒息死したといわれています。特に、耐震基準が改正された昭和56年以前に建築された住宅が多く倒壊しました。
高知県内にも、耐震性に問題があるといわれている昭和56年以前に建築された木造住宅が約12万戸存在し、次の南海地震を控えこれらの住宅の耐震化が大きな課題となっています。
そのため、特に被害の多かった木造住宅の耐震化を促進するため、「耐震診断」「改修設計」「耐震改修」について補助制度を設けて耐震化を支援しています。
詳しくは、ページ下お問合せ「香川硝子卸店」をクリック!
「高知県木造住宅耐震化促進事業」公式サイト